チラ裏

適当に色々

恐怖を感じる話

 私は高所恐怖症である。それ自体は良くあることだが、よくよく突き詰めてみると、「高いところから落ちて死ぬのが怖い」という点に行き着くことに気がついた。

 高所恐怖症というより、普通に死が怖い。昔からそうで、自律神経が崩れ始める夜になると特に一人泣いていることが多かった。最近はそういうことは無いものの、やはり死について考えてしまうと体の内側で何かぞくぞくとする感覚に襲われる。

 しかし生命である以上死ぬことを避けることは出来ない。そのことは十二分に理解しているつもりだが、怖いものは怖い。自分だけは死にたくないと思う。周りの人間が死んでしまうこともそれはそれで悲しいとは思うけれど、私の命と引き換えに生きていてくれると言われても、私は命を引き渡すことは無いだろう。

 死にたくはないが、別段生きていたいともとも思わない。将来には不安しかないし、実際問題今よりも困窮した日本になることは間違いがないのに、何故生きていなければならないのだろう?とも思う。しかし死にたくはない。

 こんな感情も死んでしまえばなくなってしまうと考え始め、体がぞくぞくとして気分が悪くなってきたので、この辺でやめにする。長ったらしく書いたが、とにかく私は死にたくないのだ。